ある日の結婚式
親類の結婚式で「てんとう虫○サンバ」を兄弟達と歌うことになりました。 まあ、昔から結婚式で歌われている定番中の定番。 でも、僕らが歌う曲にしてはちょっと古いなと感じましたが 練習しておけと言われたので、ネットで検索してダウンロード販売している のをみつけ購入。 早速聞いてみるが、僕の知っている「テントウ虫○サンバ」ではない。??? どう聞いても素人が歌っている。でも、声はいい。しかも、何故か聞き覚えがある。 自分は、この歌をどこかで聴いたことがある! ※ここでわかった人はかなりのオタクです なんだか、ミステリーの臭いがしてきたぞと、捜査官気取りになりましたが 何度か聞いてもわからなかったので、あっさり諦めました。 それでも練習しないといけないので、深夜、会社に誰もいなくなって からスピーカーから音を出して一人で歌い続けること30分。 今時、ドラマでも結婚式にテントウ虫○サンバは無いよなと 思ったときに閃きました! ドラマ……テレビドラマ……テレビで聞いた…… でも、ドラマじゃない…… ああ! これ、エ○ァンゲリオンで結婚式がある回に使われてた歌だ!! やった! わかったぜ、ざまあみろ!! と、誰に対して言ってるのかわからない喜び方をしてました。 でも、それがわかってしまう自分に軽く自己嫌悪。 お前はどこまで行ってもオタクなんだ、そんなことに気が付く 一般人はいないと呪いの言葉が聞こえたような気がしました。 ここで、一般人という言葉が思い浮かんでしまうのが自分が骨の髄まで オタクなんだとわかって、さらに落ち込むような安心するような微妙な気持ちに…… そんな僕の複雑な心境とは裏腹に、明るい呪いの歌は深夜の社内に響き続けます。 まあ、歌に罪はないんですけどね。 |
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